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身長を伸ばすために必須なミネラルの種類と意外な働き

身体に必要なミネラルの中でも身長の伸びと特に関連性の高いミネラルを紹介します。 骨の材料となるミネラルを摂取することで身長の伸びを高める効果が期待できます。 成長期の子どもに必要な身長を伸ばす効果のあるミネラルと適した食材を紹介します。

1.身長を伸ばすミネラル

ミネラルとは

ミネラルとは、人の身体では作ることのできない無機質の元素のことをいいます。
例えば、鉄分、亜鉛、銅、カルシウムや塩素など、理科の実験で聞いたことのあるような物質が使われることで人の身体は出来ているのです。
特に人の身体に欠かすことの出来ないミネラルは全部で16種類あり、これらは必須ミネラルと呼ばれています。

ミネラルと身長の伸びの関係

ミネラルは、神経の伝達、骨や歯を作るためなどのさまざまな理由で使われます。
身長の伸びと関連するのは主に代謝を促すミネラル、そして骨を作るミネラルです。
「身長が伸びる」とは「骨が伸びる」ことであるため、骨を作るミネラルや代謝を促すミネラルは成長期には不足してはならないミネラルなのです。

ミネラルが不足すると身長が伸びない?

ミネラルが不足するということは、身長を伸ばすために必要な身体作りの材料が不足しているということです。
当然、材料がなければ新しい骨や歯は作り出すことはできません。
ミネラルのような無機質の物質は、アミノ酸のような有機物と違って体内で作られることは絶対にありえません。
全て食事から採る必要があります。
偏食の多い子や運動が多く代謝が激しい子は栄養不足になることが多く身長の伸びにも影響を与えてしまいます。
必須ミネラル16種のほぼ全てが間接的であっても身長の伸びと関連しています。
身長を伸ばすために必要のないミネラルは存在しませんが、特に意識的に摂取した方がよいミネラルを厳選して紹介します。

2.身長を伸ばすために必要なミネラル5種

カルシウム

骨や歯の材料として有名なカルシウム、およそ99%は骨や歯などの硬い組織に存在します。
残りの1%は血液や全身に分布しており、神経の興奮を抑える作用もあることからストレスの軽減にも効果的なミネラルです。
一日の摂取基準は、乳児期:200~250mg、幼児期:400~600mg、学童期:600~700mg、思春期以降:800~1,000mgと他の栄養素に比べてかなり摂取量は多めです。
過剰摂取することにより、他のミネラルの吸収を阻害する働きもあるため、バランスよく摂取することが重要になります。
不足することで、骨の強度不足や身長の伸びにも影響を与えます。
含有量では殻つきの干しエビが最も高いですが、吸収率や飲みやすさから考えると牛乳がカルシウム摂取の一番の食品といえます。
一般的に不足しやすい栄養素であるため、最低でも毎日コップ1杯の牛乳から摂取するのがオススメです。

リン

骨や歯の材料としてリンも使われています、その他に全身に分布しており生命活動の維持にも使われている栄養素です。
一日の摂取基準は、乳児期:200~250mg、幼児期:400~600mg、学童期:600~700mg、思春期以降:800~1,000mgとカルシウムと1:1のバランスで摂取することが望ましいです。
血液中のリンとカルシウムは濃度のバランス調整を行っているため、リンのみを過剰摂取することでリンの血液濃度が高まると骨からカルシウムを血液中に送り出すことで血液内のバランスをとろうとします。
リンは様々な食事から採ることができ、加工食品の添加物としても多く使われることから通常の食事量で不足する心配はなく、むしろ過剰摂取に問題があげられます。
加工食品をよく採る人はカルシウムを意識した食事が必要になります。

マグネシウム

骨の材料や代謝のサポートを行うミネラルです。その他にも全身に分布することで酵素の働きをサポートすることでエネルギー生成を助け、神経の興奮を抑える、血圧を下げるといった効果もあります。
一日の摂取基準は、乳児期:100~150mg、幼児期:200~300mg、学童期:300~400mg、思春期以降:400~500mgと、カルシウム2:1マグネシウムのバランスで摂取することが望ましいです。
医薬品の下剤の材料になっているように過剰摂取にすることで下痢を起こしやすくなります。
一般的に不足気味なミネラルであるため、骨の成長を促すためにはカルシウムと一緒に意識的に摂取が必要なミネラルです。
マグネシウムの多い食材はアーモンドのようなナッツ類、ひじきやわかめ、にがり(塩化マグネシウム)を使った豆腐に多く含まれています。
加工されていない食品の方が摂取しやすいため、加工食品を多く食べる食生活では不足しがちになります。

ヨウ素

身体の代謝を促し成長を促進する甲状腺ホルモンの成分として働きます。
一日の摂取基準は、乳幼児期:0.05~0.06mg、学童期:0.06~0.11mg、思春期以降:0.13~0.14mgと微量の摂取で問題なく、魚価類や海産物を多く食べる日本人ではあまり不足しません。
過剰摂取でも不足することでも、甲状腺に異常が出て腫れ上がりやすくなります。
慢性的に甲状腺が腫れている場合は、海産物の不足か採りすぎの可能性もあります。

マンガン

骨の発育をサポートする成分、たんぱく質の代謝を助ける成分の元となるミネラルです。
一日の摂取基準は、乳児期:0.01~0.5mg、幼児期:1.5~2.0mg、学童期:2.0~3.0mg、思春期以降:4.0~4.5mgとあまり摂取量も多くなく植物性の食品であればほとんど含まれているため不足することも少なく、通常の食事量で過剰になることもほぼありません。

亜鉛

DNAやたんぱく質の合成に使われるなど酵素の働きをサポートすることで、身体の代謝を助けます。
一日の摂取基準は、乳児期:2~3mg、幼児期:5~6mg、学童期:7~10mg、思春期以降:11~13mgとあまり多くの量を必要とはしません。
過剰摂取による中毒症状、不足することで子どもの成長障害などに繋がる恐れがありますが、通常の食事量で過不足が起きることはまずありません。

3. 不足しやすいミネラルとオススメの食材

カルシウムとマグネシウムは現代人の不足しやすいミネラル

現代人の多くで不足しているカルシウムとマグネシウムは成長期の子どもであっても不足しがちになりやすいミネラルです。
特に、カルシウムとマグネシウムはお互いに骨を作る成分であることから、体内でのバランスを意識する必要があります。
意識的にカルシウムを摂取しようと牛乳ばかりを飲んでいても牛乳ではマグネシウム成分が少ないため、逆にマグネシウム不足を招く恐れもあります。
先述したとおり、カルシウムが過剰であるとマグネシウムと一緒に体外に排出されてしまい、体内のマグネシウムが不足してしまうのです。
そのため、カルシウム2:1マグネシウムのバランスが理想的なのです。

カルシウムとマグネシウムを採るにはどうしたらよいか?

別記事でカルシウムとマグネシウムの関係について記載しているため、こちらも参照下さい。

オススメの記事:身長を伸ばすにはカルシウム2:1マグネシウムの割りあいで

食材で完璧なバランスを採ろうとすると栄養学の知識から必要になるため、プロのスポーツ選手なみに食生活には気を付けなければなくなります。
そのような負担を軽減し子どもの成長をサポートするためには、サプリメントの力を借りることで不足している栄養素をアランスよく補うことは医学的にも推奨されています。

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4.ミネラルウォーターで身長は伸びるのか?

ミネラルウォーターとは?

ミネラルと聞くとまず浮かぶのがミネラルウォーターではないでしょうか?
ミネラルウォーターとは雨水や雪解け水が自然の岩盤や地下でミネラル成分が溶け出した自然水のことをいいます。
普通の水よりミネラル分を多く含んだ水ということですね。

ミネラルウォーターのもつ栄養素

では、実際にミネラルウォーターにはどのくらいのミネラルが含まれているのでしょうか?
名水として有名な霧島で採取されたミネラルウォーターのコップ1杯(200ml)中のミネラル成分は以下となります。
■ナトリウム 1.24mg
■カリウム 0.48mg
■カルシウム 2.8mg
■マグネシウム 1.04mg

比較対象として『牛乳』とミネラル成分の量を比べてみましょう。
牛乳のコップ1杯(200ml)に含まれるミネラル成分は以下となります。
■ナトリウム 84.5mg
■カリウム 308mg
■カルシウム 226.7mg
■マグネシウム 20.5mg

ミネラルウォーターに身長を伸ばす効果はない

いかがでしょうか?
いかにミネラルウォーターにミネラル成分が含まれていないのかがよく分かるのではないでしょうか?
ミネラルウォーターは健康面にはいい作用をもたらす効果は期待できますが、身長を伸ばす目的で飲むにはあまりにも栄養価が低すぎます。
ミネラルウォーターは身長を伸ばす目的で飲む必要はないでしょう。

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